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令和4年度

​◆金沢港クルーズターミナル「おもてなしの庭」作庭事業

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夏 季

6~8月  「龍門瀑」(りゅうもんばく)

今回は、枯山水(石庭)で「龍門瀑」を表現しました。

「龍門瀑」とは、ある鯉が三段の滝を登りきって龍となる、中国の故事・登竜門を造景した滝の様式のことです。庭の解釈は難しいので、誰が観ても解りやすい庭を作りました。

石だけでの構成で、力強い立体的な石組や、白砂利で表現した清涼感ある水の流れをご鑑賞ください。

【作庭者】

令和2年度「優れた緑の技能士顕彰」受賞

​ 村田大正園 村田 宗一郎 氏

春 季

4~6月​  「加賀・能登の伝統と風景」

 日本三名山の一つ「白山」は古くから信仰の山として県民に親しまれており、金沢では「金箔」が江戸時代から今日まで伝統工芸として受け継がれてきています。

 私が住む能登では、加賀友禅で鮮やかに染め抜かれた「花嫁のれん」という婚礼の風習があります。嫁入り時に嫁入り道具として持参し、嫁ぎ先の仏間の入り口にかけ、花嫁がそれをくぐってご先祖様にあいさつをして初めて嫁入りが認められるというものです。

【作庭者】

令和3年度「全技連マイスター認定」受賞

​ 武原造園  武原 俊彦  氏

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秋 季

7~10月  「学び」

 今回は、金沢市内にある「金沢職人大学校」の造園科にて技術を学ぶ庭師の作品です。本大学校は、経験豊富な造園庭師が講師を務めるなど高いものづくり技能を学ぶ場であり、金沢の伝統的で高度な職人の技の伝承と人材育成を目的とした施設です。

 滝石組・石積み・石張り・飛石より構成される「園路」や「竹垣」などを基本とした日本庭園作庭技術や、古来より継承される金沢の庭師の技、そして金沢職人大学校でより深く学んだ技や自分なりに修得した技術で作り上げました。

石が持つ迫力と樹木が醸し出す優しい雰囲気で表現した金沢の日本庭園をお楽しみください。

【作庭者】

金沢職人大学校造園科九期生

​ 株式会社  庭遊KURO 黒田 泰隆  氏

​ ◆他の年度別作庭事業内容はこちらから◆ 

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